千葉大学が学生編集による「サステナビリティレポート」を発行
SDGs達成に向けた取り組みを掲載、印刷・製本はグリーン電力で

▲表紙・裏表紙

千葉大学は、2019年8月31日に「千葉大学サステナビリティレポート2019」を発行した。冊子版のほか、大学webサイトでも公開している。

同大学では2004年度より毎年、環境ISO学生委員会が構成・取材・執筆・デザインの進行管理を担当して「環境報告書」を制作しており、今年度は「サステナビリティレポート」と名称を変更。

▲各章のデザイン

国際規格 ISO14001・50001を学生主体で取得することを継続。その活動を学生の実務教育の機会ととらえているため、サステナビリティレポートについても、環境ISO学生委員会の学生が編集長・副編集長を務め、学生が手分けして原稿の構成・取材・執筆・校正を行って学生原案を作成しているという。

教職員が校正した後、デザイン専攻の学生がデザインを行い、学生委員会の編集部が進行管理を行うことで、約1年をかけて完成するそうだ。今回は16人の編集部、52人の執筆担当者、3人のデザイナーの計71人の学生が制作を担当。

▲グリーン電力証書

作成にあたっては読みやすさを重視。視覚化や簡潔な文章化だけでなく、読者に同大学の「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みが明確に分かるように、各ページにSDGsのアイコンを掲載。また、印刷・製本時にはバイオマス発電のグリーン電力を活用したそうだ。End