イタリアのデザインスタジオ ピニンファリーナ（Pininfarina）は、米フロリダ州マイアミビーチ市のためにデザインした「Pininfarina Bus Shelters」で、2019年のレッド・ドット・デザイン賞を受賞した。

同市は乗り換えをスムーズにし、既存の構造や機能の質を向上させる通勤者向けの新しいバス停を計画。選考の結果、ピニンファリーナのデザインが選ばれた。

ピニンファリーナは生活や通勤がたえまなく進化していると考えており、革新的なモジュール式のデザインと現代的なテクノロジーを備えたバス停を構想。

モダンで風通しが良く、アクセスしやすくて快適なユーザー体験が味わえることが同スタジオの目標で、機能を重視しつつ美しさも備えたものを提案。ソーラーパネルシステム、バス・路面電車の到着時刻掲示板、乗客安全システム、強化ガラスフレームの屋根など、最先端の技術や設備を設けるという。

マイアミビーチが醸し出す、遊び心いっぱいのダイナミックでエネルギッシュな雰囲気からインスピレーションを得たというピニンファリーナのデザインは、自然の木々のような形状やビーチの活気に満ちた色彩を反映している。