NEWS | テクノロジー / ビジネス
2019.07.25 15:15
ドイツの自動車部品メーカー ボッシュ(Bosch)は、ダイムラーと共同で「ドライバーレス」のパーキングシステムを公開した。
シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ博物館の駐車場に設置されたこのシステムは、スマートフォンで操作することで、自動車の動きをチェックせずに空いた場所に自動で駐車できるもの。
もちろん、空いたスペースの前まで自分で車を走らせ、そこで自動操作にバトンタッチするのではない。ドライバーはスマホアプリでまず予約し、少し離れた駐車場の受け渡しエリアで車から降りると、あとは駐車場のインテリジェントシステムが車両を識別。車を自動で走らせ、所定のスペースに誘導してくれ、出庫時はまた駐車スペースから受け渡しエリアまで自動で車を運んできてくれる。
駐車場のインフラと通信用センサーはボッシュが開発。車載の装置がインフラからの指示を安全な運転操作に変換、障害物などを検知すれば車両を停止させることができる。
同システムはこの博物館での日常的な運用開始に対して当局の承認が出ており、世界初となるSAE(Society of Automotive Engineers)レベル4のドライバーレス完全自動駐車機能ができあがった。