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2019.07.22 15:45
東京ガスグループの東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は、ペットボトルなどの容器に入っている液体が可燃性液体かどうかを、ふたを開けることなく瞬時に判別するイベント用液体物検査装置を発表した。
同装置は、「BLUE SCANNER (Bottled Liquid Un-opening Examination SCANNER)」と命名。航空業界における可燃性液体物検査のニーズを受け、2004年にTGESが世界で初めて開発し、日本各地の空港や諸外国の地下鉄などで利用されている液体物検査装置の改良版だ。
さまざまなイベントではセキュリティ上、来場者の手荷物検査を入念に行う必要があるが、検査に要する時間の短縮が課題となっている。さらに、夏に向けて飲み物を持参する来場者が増えると予想され、飲み物検査などに要する時間短縮ニーズが高まっている。
この装置は、検査担当者のスキルを問わず、誰でも簡単に、ふたを開けることなくペットボトルやガラス容器、紙パックに入った液体物について、約1秒間で可燃性の有無を検査可能。
独自の電気的検査方式を採用しており、X線などの放射線や化学物質など取扱いに注意を必要とするものは一切使用していないという。メンテナンスなしで年間29万本の検査実績があり、耐久性も評価されているそうだ。