世界を変えるデザイン展、六本木の2会場で開催!

六本木の2つの会場で開催する「世界を変えるデザイン展 〜imagine another life through the products〜」。明日 28日(金)11時からの「AXISギャラリー会場」に先行してスタートしている「東京ミッドタウン・デザインハブ会場」の模様をお伝えします。両会場とも、会期は6月13日(日)まで。入場無料です。

デザインハブ会場のオープン前日には、プレス向けプレビューとオープニングレセプションを開催。本展実行委員会の本村拓人委員長が、展覧会にかける想いと趣旨を解説しました。来場者は、世界の国々だけでなく、自らの「仕事」について考えるきっかけも得られそうです。

▲自分の“仕事”は「世界の課題を自分の肌で感じ、その課題を分かりやすく翻訳し、伝達すること」と語る本村さん。

▲会場を入ってすぐの壁面では、世界の国々が直面する諸問題をインフォグラフィックで解説。

▲建築家の芦沢啓治さんによる会場構成は、出展プロダクトをストレートに見せることを企図。

▲床面からモノを少しだけ浮き上がらせる配置や、現場での使用シーンのさりげない挿入の仕方に、展示コンセプトが垣間見えます。

世界の9割に当たる貧困層の人々の暮らしに寄与する製品を一堂に集めた展示は、独自の基準で選ばれた70点強が並び、そのほとんどを実際に手に取って確かめられます。

▲フォーカススペック

▲エンブレイス

▲ディーライト

▲ソーラークッカー

▲ドリップイリゲーションシステム

水、食糧、エネルギー、健康、住居、モビリティー、教育、そして情報へのアクセス。それら8つにまつわる課題を改善することで、新しい「時間」を創出し、新たに「継続的な仕事」へ取り組むのにつながるようなプロダクトが多く見られます。外観や機能だけではなく、生産や流通の過程にも目を向けて展示品が選ばれたのが特徴です。

▲Q ドラム

▲出産介助キット

▲黒板

▲エックスオー

▲解説パネルでは8分類のアイコンと短い解説が加えられ、日本財団が総評をコメント。AXISギャラリーでは、異なるタイプのクックストーブが登場します。

開場は11時〜19時まで(会期中は無休)。AXISギャラリーでは、既存の製品や進行中のプロジェクトを、映像やパネルでさらに掘り下げて解説する予定です。両会場を訪れることで、プロダクトを通じて認識する世界の現状について、立体的に理解を深めていける構成になっています。

▲40ドル程度で短期間に生産可能な義足「ジャイプールフット」。開発の背景をより詳しく解説。

▲世界中の人々が熱中するサッカー。AXISギャラリーでもサッカーボールをテーマにしたプロジェクトを紹介します。