NEWS | 建築
2019.06.03 16:05
パリの北・サン=ドゥニに完成した「Pulse」は7階建のオフィスビル。中央には大きなアトリウムを備えている。ステンドグラスで覆われた教会の身廊のような作りだが、木材の存在感があふれている。
支柱にはコンクリート、柱や梁、天井には木材を使用。ロビーからアトリウム、さらには各階にいたるまで、木材をふんだんに使用することで、暖かく、穏やかで、落ち着いた雰囲気を与えている。
最上階にはテラスや菜園を設け、館内のレストラン用の植物を栽培。ファサードは大きな窓のある幾何学的なデザインからモザイク模様が生まれた。こうした模様は玄関ホールの上で止まり、そこに緑のある広いテラスが現れる。
BFV Architectesが手がけたこの木の建築は、箱に入った宝物のように、3色のアルミニウム箔で覆うことで太陽の光を浴びて輝くのだ。