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2019.05.31 13:57
フェラーリは、ブランド初となるPHEV(プラグイン・ハイブリッド・エレクトロリック・ビークル)「SF90 Stradale」を発表した。モデルのネーミングは、スクーデリア・フェラーリ創立90周年を記念したものだ。
フェラーリのスポーツカーとして初めて4WD を採用。これにより、ハイブリッドのパワートレインが強力なパワーを発揮できるという。最高速度は340km/h、0-100km/h加速は2.5秒、0-200km/h加速は6.7秒となっている。また、完全電動のeDriveモードではフロントアクスルのみで25kmの走行距離を保証。
エンジンと3個の電動モーターを組み合わせたパワートレインで、そのうちの2個は、フロントアクスルの左右に独立して搭載され、残る1個は、後部のエンジンとギアボックスのあいだに配置。
後部のダウンフォースは、車体前部の「ボルテックスジェネレータ」でバランスを取っている。シャシーの前部を中央部よりも15mm高くし、ボルテックスジェネレータを配置することで、そこに向かって流れる空気量が増加し、その効果は高まるとしている。
フェラーリとしては初めて、中央のインストルメントクラスターに、16インチデジタルHD 画面を採用。ドライバーに向かって湾曲させることで、視認性を確保している。エンジンとモーターがオフになると、インストルメントは黒に変わり、コックピットの美しくミニマリストな印象を際立たせてくれる。