NEWS | インテリア / 建築
2019.05.28 16:58
ロシアのMax Zhivovは、あらゆるタイプの船舶のエクステリアおよびインテリアを手がける船舶デザイナーだ。目標は、ヨットデザインで革新的なグリーンテクノロジーを開発することだという。
そんな彼の最新プロジェクトは「Tiny eco hotel」。どんな湖やフィヨルド、入江でもベースを置くことができるハウスボートで、このベースとなる住居部分とハウスボートは分離もできるし、一体にもなるのが特徴だ。
宿泊客はまず小さな家に到着して、そこで夜を過ごす。夜が明ければハウスボートに乗り込んで、湖を周遊しながら一日中自然の美しさを満喫することができる。この船を小さな家に係留しておけば、大きなオープンバルコニーとしてゆったりと過ごすことも可能。
小さな家にはキッチンとトイレを完備しており、最大4人まで宿泊できる。一方、ハウスボートは下の階に広いオープンスペースと簡易キッチンがあり、そこから階段を降りるとトイレもある。上のデッキには砂や草、石などの自然の要素を敷き詰め、日光浴が楽しめる。
ハウスボートの側面に取りつけた色鮮やかなガラスは、宿泊客に自然を楽しく感じさせるフィルターの役割を果たすそうだ。また、モーターは電気式で、環境を損ねることはないとしている。今後は、無人操縦技術の搭載も目指している。そうなれば、ますます大きく開かれた自然との対話をいっそうエンジョイできることだろう。