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2019.05.22 15:23
飛行時間を大幅に短縮させ、長距離でのビジネスクラスの空の旅をより安全にしようと、マッハ5で飛べる旅客機を開発するスタートアップ「Hermeus」。現行の航空インフラに最小限の変更を加えるだけで運用できる設計を目指している。
同社の計画では、時速3,300マイル(時速約5,310km)の飛行速度で、4,600マイル(約7,400km)までの飛行が可能だそうだ。この計算で行くと、ニューヨークのJFK空港からパリのシャルルドゴール空港までは、通常7.25時間かかるところを90分で移動できるようになるのだ。
同社の創設者たちは、SpaceXやBlue Originといった宇宙事業を手がける企業の出身で、極超音速機の開発を進めるGeneration Orbitでも活動した、その道のエキスパートたち。また、ハイテク航空宇宙産業、民間・商用航空産業、規制分野など広範囲に及ぶ、経験豊富な専門家からなる顧問団も結成。
航空業界におけるイノベーションを加速させ、これまでよりもはるかに速く世界中を結ぶことが目標だ。