韓国インダストリアルデザイナー協会（Korean Association of Industrial Designers、通称kaid）が主催するデザイン賞「PIN UPデザインアワード」。「韓国インダストリアルデザインアワード」として15年前にスタートした歴史ある賞で、2年前に現在の名称に変更されました。デザイナーがスケッチなどを壁にピンで留めていくように、優れたデザインをピックアップして生活者に提示していこうという想いが込められています。

今年はまず6月1日〜30日までが「コンセプトデザイン部門」、続いて10月1日〜31日までが実際の製品を評価する「一般部門（General selections）」の応募受付となる予定。前者は商品化・実現化されていない優れたコンセプトを、後者は韓国に限らず世界の市場での優れたデザインを選定します。韓国では高い知名度を誇るPIN UP デザインアワードですが、今後は国際デザイン賞としてのプレゼンスを高めるべくさまざまな仕掛けをしていく模様。

2009年度一般部門の結果を見ても、一等に当たる金賞（Gold）には、サムスンやLG電子、ヒュンダイなど韓国のトップ企業が名を連ねています。

▲LGエレクトロニクス「New Chocolate」

▲サムスンエレクトロニクス「N310」

▲SIDIZ「T55 Series」

▲Hyundai Motor 「Sonata」

kaidのホームページはこちら。PIN UP デザインアワードの英語サイトは近日オープン予定。詳細が発表になり次第、jikuでもお伝えします。