LGとFoster + Partnersのインスタレーション
「Redefining Space」がミラノデザインウィークで公開

ミラノデザインウィーク2019では、LGエレクトロニクスの世界初のロール可能なテレビ「LG SIGNATURE OLED TV R」が公開されている。2019年4月14日(日)まで、Superstudio PiùのTortona Zoneで展示している。

同社が披露するインスタレーション「Redefining Space」は建築設計事務所 Foster + Partnersと共同で手がけたもので、同事務所は外形や仕上げ、一部の内部機構のデザインにも携わった。

実際、どんな居住空間にもあるテレビは、画面サイズがどんどん大型化しており、使っていなくても部屋の大部分を占領してしまっている。この新しいロール可能スクリーンは、壁の前に置かずにすむので、解放感のある室内空間をデザインすることができる。

このインスタレーションでは、ボタンひとつで形を変えるテクノロジーが新しい空間の可能性を示し、光とテクノロジーとデザインが交差した立体的な表現となっている。

展示空間は住居とギャラリーの両方をイメージしており、「フルビューモード」のときには大画面ホームシアターになり、「ゼロビュー」のときにはアート作品のショーケースになるのだ。

そして、壁に開いた窓のような切り抜き部分からは光がきらめいており、太陽光が位置や強さを変えるように、時間の経過を感じさせる仕組みだ。また、ディスプレイは生活のリズムに合わせて、空間が明るく音が広がると現れ、光とノイズが消えると小さくなるそうだ。End