国内外で活躍する33名による写真展
「ゼラチンシルバーセッション2010」が開催

明日4月29日(木祝)から5月15日(土)の17日間、六本木のAXISギャラリーでは、国内外で活躍する33名による写真展を開催します。この写真が生まれる瞬間を捉えたようなポスターは、森田明宏のデザイン、森本千絵(ゴエン)監修によるものです。

アナログカメラやフィルムが市場から消えつつある今、銀塩写真の良さを伝えて関心を持ってもらい、ユーザーの数を増やして、次世代に技術、機材、フィルム、印画紙などの文化を残したい。そんな思いから、写真家有志による活動として5年前に始まったのが「ゼラチンシルバーセッション」のプロジェクトでした。

今年のテーマは「代表作」。世の中に認められた作品や、メンバー自身にとって忘れられない1枚などが、会場に並びます。また、後世に多大な影響を残した稲越功一や植田正治、写真の教科書とも言えるアンセル・アダムスの写真も特別展示。貴重なプリントに接するチャンスですよ。

会期中、同じ会場でトークセッションも開催されます。GW最後の2日間、予約不要なのでお気軽にお越しいただき、メンバーたちの熱い思いに触れてください!


Gelatin Silver Session 2010 – Save The Film –
ゼラチンシルバーセッション 2010

■会期
2010年4月29 日(木祝)〜5月15日(土)11:00〜20:00(最終日は17:00まで)

■会場
AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 4F)会場までの地図

■参加写真家
石塚元太良、石元泰博、上田義彦、笠井爾示、久家靖秀、操上和美、小林紀晴、小林伸一郎、 今 道子、十文字美信、菅原一剛、鋤田正義、杉本博司、鈴木理策、瀬尾浩司、瀧本幹也、辻 佐織、 泊 昭雄、中野正貴、M.HASUI、ハービー・山口、平間 至、広川泰士、広川智基、藤塚光政、 本城直季、水越 武、宮原夢画、三好耕三、森本美絵、森山大道、山本哲也、若木信吾

■入場料
300円(学生無料)

■会場でのトークセッション(両日とも予約不要)
5月8日(土)17:00〜
笠井爾示、宮原夢画、森本美絵、鈴木文彦(『スナップ』編集部)

5月9日(日)13:00〜
石塚元太良、操上和美、広川泰士、佐藤 卓(Taku Satoh Design Office)

■モノクロプリントの暗室ワークショップ
会場:日本写真芸術専門学校(東京都渋谷区桜丘町4-16)
参加費:各回 3,000円(税込) 定員:20名

5月22日(土)10:00〜20:00
M.HASUI 暗室ワークショップ(対象:暗室初心者)

6月12日(土)13:00〜18:00
広川泰士 暗室ワークショップ(対象:暗室初心者〜中級者)

※詳細は、公式サイトをご覧ください
 

写真のパワーに圧倒されそうな内容ながら、親しみやすい入場料(しかも学生は無料)なのも嬉しいところ。ぜひ、何度か足を運んでいただき、時間帯や会場の混み具合を変えて、1つ1つの作品と接してみてください。

「ディプレイで鑑賞しない写真って、とても綺麗」
「光がフィルムに映るって不思議。どんな原理なんだろう」
「暗室に入るのって緊張しそうだな…」
「プリント作業するとき、撮った人はどんなことを考えるのかな?」
「自分も銀塩のカメラを手に入れて、撮り始めてみよう!」

こんなことを思ってもらうきっかけになれば、展覧会にかけるメンバーたちの情熱や労力が、きっと報われるはずです。