日本全国の建築物発注者、設計者、施工者、木材市場業、プレカット業、流通業などを対象とした 「JAS構造材利用拡大事業および外構部の木質化対策支援事業説明会」が2019年4月に全国9都市で開催される。

「JA製品」は、樹種名、等級、寸法、生産者又は販売者などJASが定めた項目を表示しており、一定規格が満たされていることが特長だ。またJAS構造材は、全国で同等の品質、規格で流通しているため、建築資材として安心して使用できる。

今回の説明会では、構造材にＪＡＳ構造材を活用する非住宅物件や木質化された塀や柵などの外構部の実証的取組みに対し、木材の調達費用の一部が助成される支援事業の概要や各種手続きの説明をするとともに、質疑応答を受付ると言う。

JAS構造材利用拡大事業について

JAS構造材利用拡大事業では、JAS構造材を使用する非住宅の建築物に対して木材の調達費の一部を支援する。

対象となる建築物は以下の通り。
指定する構造部に以下のいずれかのJAS構造材を使用する非住宅建築物
（機械等級区分構造用製材、２×４工法構造用製材、CLTいずれか）
詳しくはこちらから。

外構部の木質化対策支援事業

外構部の木質化対策支援事業では、塀などをはじめとした外構部を木質化する取り組みに支援する。

対象となる物件は以下の通り。
住宅・非住宅の木製外構
例： 加圧注入材 木製塀、フェンス、柵、ウッドデッキ、門柱・門扉、アプローチ、ボードウオーク、カーポート、パーゴラなど。詳しくはこちらから。

外構部である塀、柵を木質化することで、美しい街並みの景観、安全な通学路の確保、災害復興、防音対策などの生活環境の改善に効果を発揮することが期待されている。

本説明会はJAS構造材に関して知見を深める機会となりそうだ。
9都市で開催される説明会は下記の通り。申し込みはこちらのページより。