NEWS | 建築
2019.03.20 18:52
建築家カルロ・ラッティ率いる、建築デザインスタジオCarlo Ratti Associatiが、2020年開催のドバイ国際博覧会のイタリアパビリオンのデザインを発表した。
古代の海にかかわる伝統に触発され、海を渡りドバイを訪れた3艘のボートが、浮揚し上下逆になって建物屋根となったというデザインだ。パビリオンは、何世紀にもわたり航海を続け地中海の文化遺産を織りなした、探検家たちの長い歴史へのトリビュートとして、イタリアが掲げる「美が人々をつなぐ」というテーマを探索しようとするものだという。
逆さの船体は、世界中の海に生きる人々や漁師の古の伝統と循環のアプローチによりサステイナビリティーの促進も意図したもの。パビリオンの広さは約3,500平米、高さは25mを超える計画だ。各船体は異なる色で塗装され、建物上空から見ると、イタリア国旗の3色の花びらのように見えるそうだ。
同パビリオンは、アラブ首長国連邦の首都ドバイで2020年10月20日(火)から2021年4月10日(土)のドバイ国際博覧会期間中見学することができる。