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2019.02.28 14:53
インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネットは、2019年2月21日(木)から、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用を開始したと発表した。
同社は、経済産業省の「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」の委託先としての契約を、2018年5月9日に締結している。
この事業の一環であり、その中核となる「Tellus」は、政府衛星データを利用した新たなビジネスマーケットプレイスの創出を目的とする、日本初のオープン&フリーな衛星データプラットフォームだ。
Tellusには、政府が提供する衛星データだけではなく、民間が提供する地上・宇宙のデータも多数保持されており、これらをクラウド・GPU・ストレージなどのコンピューティングリソースを使って、オープン&フリーで利用できるのが特徴だ。
複数のデータをかけ合わせることで、新たなビジネス創出を促進するためのあらゆるファンクションを提供することを目指している。これまで衛星データの取得には大きなコストがかかることがネックになっていた。
こうしたデータは、実は私たちの日常に関わるものが多い。この事業では、Tellusによって、開発者が衛星データを「当たり前のもの」として利用しやすい環境づくりが期待されている。