優れたメディアアートを表彰するアルス・エレクトロニカ賞
2019年度に向けてAI部門などを新設

▲photo credit: Tom Mesic

メディアアートに革新をもたらした者を表彰するアルス・エレクトロニカ賞(Prix Ars Electronica)では、2019年度に向けて新部門が作られた。

今回新設されるのは、「Artificial Intelligence&Life Art」という部門。世界で最も名誉あるメディアアートコンペである同賞は、AI分野での芸術作品を募集する。ロボット工学と義肢学の交点を探ったり、環境・エコロジー問題、生物圏や生物多様性に取り組むアーティストを称え、サポートするものだ。

さらに、2019年度のコンペとしては、芸術的にも技術的にもスクリーンをはみ出すような作品を求める「Computer Animation」部門、サウンドとメディアを組み合わせた作品が要求される「Digital Musics & Sound Art」部門、オーストリアのユース部門「u19 – CREATE YOUR WORLD」も実施される。

今回の応募期限は2019年3月1日(金)まで。受賞者のなかからグランプリ「ゴールデンニカ(Golden Nica)賞」を選出、各カテゴリーの最優秀賞受賞者には最大10,000ユーロが贈られる。また、受賞作は2019年9月5日(木)から9月9日(月)まで開催されるアルス・エレクトロニカ・フェスティバルでも紹介される。End