鉄道駅で初の重要文化財に指定された門司港駅
6年間の保存修理工事を経て
2019年3月10日にグランドオープン

1988年に鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定されたJR九州門司港駅が、約6年間の保存修理工事を経て、2019年3月10日(日)にグランドオープンする。

同駅は大正3年(1914年)の創建で、このたび当時の姿に甦えることになった。外壁は石貼り風にモルタルを塗り、屋根には天然の石盤を葺き、さらに途中の時代で失われてしまった屋根まわりの飾りを復原。シンボルである大時計は、九州初の電気時計という歴史的価値を尊重し、今回新調される。

▲保存修理工事前

店舗としては、2階に「みかど食堂 by NARISAWA」がオープン。大正時代に門司港駅2階で営業していた洋食食堂「みかど食堂」が、東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ 成澤由浩氏監修のもとに再興。2019年8月1日(木)からは、1日1組限定のウエディングプランも用意される。

1階にはスターバックス コーヒーが出店。同店らしい落ち着いた雰囲気が魅力で、大正時代の待合室を再現しつつ、高品質のコーヒー、サービス、空間を提供。家庭、職場・学校などに次ぐ第3の生活拠点である「サードプレイス」として、くつろぎの空間が味わえる。

そのほか、共用スペースはイベントや展示もできる空間になるそうで、観光スポット・門司港レトロの中心的存在になることが期待されている。End