NEWS | 建築
2018.12.25 16:53
Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)では、2018~2024年度の中期経営計画に向けた第一弾として、「地下空間の大規模改革」についての方針と具体ビジョン、および「夢洲駅周辺の開発への参画」の構想を発表した。
これらのプロジェクトでは、最高の安全・安心を追求し、誠実さとチャレンジ精神をもって、大阪から元気を創り続けるという同社の企業理念から、Osaka Metroは「社会生活インフラ+活力インフラ」を目指していく。
まず、大阪の活力インフラとなるため、駅や車両、地下街を含む地下空間の大規模改革や、新たな機能やサービスアップを実現。総額595億円をかけて御堂筋線の9駅、中央線の6駅を多様性あふれるデザインにリニューアルし、2024年度までに完了させる。
また、地下空間の大規模改革としては、社会生活インフラとしてブラッシュアップ。可動式ホーム柵の設置による転落防止、地震・津波浸水などの防災対策の強化、子育て世代へのサービス充実、バリアフリー化、セキュリティーの強化を行う。
さらに、2025年の大阪万博の会場となる夢洲周辺は、統合型リゾート(IR)も誘致しており、新たな国際観光拠点としての期待が高まっている。コスモスクエア駅~夢洲駅の中央線の延伸により、両駅を結ぶトンネルと夢洲駅をエンターテイメントへの入口にしたい考えだ。