オランダの建築家集団・MVRDVが北京のショッピングセンター
「KWG・M・CUBE」の外装を担当

▲Images: © MVRDV
Photography: © Seth Powers

オランダの建築家集団・MVRDVが北京で設計を手がけた40,000平米の新しいショッピングセンター「KWG・M・CUBE」を竣工した。

▲Images: © MVRDV
Photography: © Seth Powers

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Photography: © Seth Powers

同ビルは北京の最も内側を通る環状道路のそば、北京駅のほど近くに位置。最高のロケーションと地価から、クライアントはベージュや灰色をした近隣の建物より目立つものを望んでいた。しかし、北京市当局としては抑制された周囲にフィットすることを希望。

両者のぶつかり合う要望に対して、外装の設計を担当したMVRDVは、こうしたモールとしては異例となる7階建てで36メートルの高さを実現。

形状は、駅や通りの反対側の交差点など重要な場所に面するように、ファサードをさまざまな角度でカットされており、建物が目につきやすくなっている。また、各階には屋外のオープンテラスがあり、紫禁城や天壇などのランドマークにも向いている。

▲Images: © MVRDV
Photography: © Seth Powers

建物は真珠のような光沢のあるセラミックのファサードで仕上げ、時間帯が変わると灰色やカラフルな色合いを帯びる。大型LEDスクリーンがなくても目立つ繊細なファサードで、行き交う人々の注意を引くことになる。タイルは中国にて3層の釉薬をセラミックに手作業で塗布し、各回異なる温度で焼成している。

計画の際、MVRDVは上下2分割を提案。下層3階部分には主に小売店が入居する昼間のショッピングセンターがあり、上層4階部分にはレストラン、バー、カフェが入り、夜になると活気づく。こうした階層効果を出すために美しいルーフバルコニーを設置。天気がよい時には屋外に出て、くつろぐこともできる。End