株式会社ZMPと、日の丸交通株式会社は、8月27日（月）から、東京の大手町と六本木間において自動運転タクシーによる公道営業実証実験を行っている。

本実証実験は、ZMPが開発した自動運転車両「RoboCar® MiniVan」を用い、日の丸交通が自動運転タクシーを走行させるもの。

ルートは、東京・大手町のフィナンシャルシティグランキューブと六本木ヒルズを結ぶ約5.3kmで、需要の多い都心部路線でのドライバー不足の解消等の活用策や、ICT技術を活用した配車サービスを検証するもの。

これは、自動運転技術の実用化を一層加速するために東京都が本年度より開始した支援事業「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に本プロジェクトが選定されたことにより実現。国と東京都が共同で設置する「東京自動走行ワンストップセンター」の支援を受けて実施される。

ZMPと日の丸交通は、2020年の自動運転タクシーの実用化を目指し、2017年6月より協業を開始。熟練タクシードライバーの走行データの収集や、運転ノウハウのヒアリングなどを通して、自動運転アルゴリズムを改良を重ね、交通の流れに沿った自然な走行の実現、乗り心地の向上へとつなげている。

▲自動運転タクシー公道サービス実証 プロモーションムービー

また、ZMPは自動運転タクシー用の配車システムも開発。サービスの利用者が、自動運転タクシーを予約し乗車するためのスマートフォンアプリ、ルート確認、降車時の決済操作などを行う車内タブレットアプリ、そして、遠隔地で走行を監視するそれぞれのシステムを構築し、スムーズなタクシーサービスの運営をサポートする。

なお、本実験は2018年9月8日（土）まで実施される予定だ。