AXIS落語会「柳家花緑独演会」第3回
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

AXIS落語会「柳家花緑独演会」の第3回が5月10日、盛況のうちに終了しました。お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。最初に会場に入ったときには、いつもと違う高座のセッティングに「おや?」と思われた人も多かったのではないでしょうか。一席(最初の演目)は新作落語の「ケータイ八景某者戯」(作/藤井青銅)。いつもの「お兼ざらし」ならぬアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバ「WAVE」を出囃子に、着物ならぬスーツを着た花緑さんが登場し、座布団ならぬ台に腰掛けて演じるというもの。既成概念にとらわれることなく、落語とは? 噺家とは?を追求し続ける花緑さんの真骨頂とも言えます。

一席終了後はゲストの安積朋子さんを迎えてのトーク。安積さんはこの日に合わせてヒロコレッジの高橋理子さんデザインによる着物を新調してくださいました。ほんとうにありがとうございます。デザインと落語という異なる世界で活躍するおふたりが、どのような意識で創り上げていこうとしているのか、そこには幾つもの共通点を見出せたと思います。軽妙ななかにも刺激的なトークが楽しめました。

中入り後の二席は着物の花緑さんが登場。演目は古典落語の「竹の水仙」。花緑さんの持ちネタのなかでも特に人気の高い演目の1つです。大笑いしたあとに泣けるんです、これが。40分あまりの熱演に場内は大いに湧きました。

さて、第4回の開催は8月17日(水)、ゲストは佐藤 卓さんです。お楽しみに!