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岸本章弘 著『NEW WORKSCAPE 仕事を変えるオフィスのデザイン』

『NEW WORKSCAPE 仕事を変えるオフィスのデザイン』
岸本章弘 著(弘文堂 2,625円)

人は環境で変わり、働き方はオフィスが変える。現在のオフィスでは、正社員に派遣社員、パートタイマーにアルバイトなどさまざまなな立場の人が働き、さらにはスマートフォンやモバイルPCなどの通信機器の進化にともない、自宅がオフィスを兼ねる人も増えている。分散型情報処理の仕事が、協働型知識創造の仕事に移行し、働く環境がめまぐるしく変わる今、オフィスそのものも変革が迫られているはず。これからのオフィスデザインとはどういったものか、またオフィスデザインが人間の働く気持にどのような影響を与えていくのか。さまざまなヒントとアイデアを事例を交えながら提案する1冊。202ページ、A5版変形。

以下、目次より。

序章 空間が組織を作り、仕事を作る
オフィスの位置づけの変化/組織は自ら作った空間に作られる

第1章 アイデアを生む場所、組織を育てる場所
分散する仕事、結集するチーム/チームの知識創造を高める人と行動/イノベーションを喚起する触媒環境

第2章 共有される空間、選択される機能
標準化できるデスク、標準化できない人/座る人、歩く人、走る人/「組織の配置」から「機能の配置」へ

第3章 記憶する空間、物語る空間
変化し始めた人と空間の関係/メディアとしてのオフィス空間/物語る空間への期待

第4章 離れて働く、つながって働く
人の仕事はどこまで分散するか/フレキシブル・ワークスタイル/拡大するワークプレイス

第5章 最適オフィスを作る
高度化するオフィスデザインへの要求/オフィスはどこへ向かうのか/新しいワークプレイスの構築