柔軟に空間に適応するファニチャーシステム
洗練されたフォルムと機能をもつ「Avion」

▲Photography:Mr.P Studios, Keith Melbourne

アジア太平洋地域の建築家・デザイナーのためのコンペティション「INDE.Awards」は、2020年度のショートリストを公開している。そのなかから、「Object」部門にノミネートされたKeith Melbourne Studioによる「Avion」を紹介しよう。

同製品は、既存のカテゴリーにあてはまらない、まったく新しいタイプのファニチャーで、モジュラーウォール、シート、テーブルからなる柔軟な設計の建築システムである。

▲Photography:Mr.P Studios, Keith Melbourne

各要素はモジュール化できるので、空間デザインの規模を家具サイズにまで小さくして、現代に見合った新しいオフィス環境を構築できるという。

その組み合わせにより、デスクワーク、会議スペース、個人向けの作業用ポッド、ラウンジなどを構成することができ、これら複数の機能をひとつの環境のなかに取り込むことも可能。ウォールシステムが視界や音を遮ってくれるので、異なる機能が隣接しても気になることはないそうだ。

▲Photography:Mr.P Studios, Keith Melbourne

▲Photography:Mr.P Studios, Keith Melbourne

また、そのプロポーションや機能面でのディテール、洗練されたフォルムにより、個人の集中した作業も共同作業もサポートする、ラグジュアリーなファニチャーコレクションとなる。また、その高いデザイン性により、どんなインテリアをも引き立てることができるとしている。End