殺ウイルス性コーティングを施されたシート「Agivir」
産業用ファブリックを製造するセルジュ・フェラーリが開発

産業用ファブリックを展開するセルジュ・フェラーリ グループ(Serge Ferrari Group)は、ファブリックの表面に殺ウイルス効果のあるコーティングを施す技術を開発したと発表した。

この技術を使ったシート「Agivir」は、医療機関向けに販売を予定。屋外病院や簡易テントなど患者用施設、病院内に増設した収納施設、パーティションやブラインドといった屋内設備、マットレス、ストレッチャー、家具などの医療用器具、個人用防護具などに使えるとしている。

また、さまざまな新型コロナウイルス感染防止策と合わせて、学校、保育園、オフィス、ショップ、文化施設、娯楽施設、公共交通機関などでも活用できるそうだ。

たとえば、テーブルやチェア、受付カウンターなどに敷いたり、ドアの取っ手や手すり、ショッピングカートの持ち手などに巻いたり、移動式のパーティションとして使ったりできるという。

同社によると、この技術はシートの表面に銀粒子をコーティングするものだそうで、未処理のシートと比較して、コロナウイルスを接触してから15分後には95%、1時間後には99.5%除去できると主張している。End