バンガロールにあるKhosla Associatesとtsk Design
光や開放性があふれる効率的な共同スタジオを建設

インド・バンガロールにある建築スタジオ Khosla Associatesとグラフィックデザインスタジオ tsk Designは、共同スタジオの設計を行った。狭い区画という制約がありながら、光や開放性を確保しながら効率を最大化することを目指したという。

3フロアある各階は柱がなく、床板がコンクリートのエレベーターや階段からなるコアを中心に配置されている。さらに、各フロアの外周に逆梁を設けることで、窓を天井となるスラブまで広げることが可能になった。

外部の2フィート(約60cm)の庇は、窓を日光や雨から守ってくれる。また、木製で箱型の「ジャリ」風の日除けを設置して、開閉可能な窓を保護。ジャリのパターンは、Khosla Associatesを率いるSandeepとTaniaのKhosla夫妻がフローリング会社 Bharat Flooringsのためにデザインしたテラゾタイルシリーズから生まれた。

創造性やデザイナー間のコラボレーションを促すためのスペースで、パウダーブルーの軽量スチールと木材を用いた階段は垂直に脊柱のように3階分の高さを走っている。

インテリアは、1950年代のバンガロールの家が取り壊されたときに販売されたミッドセンチュリーの家具で統一。これらは丹念に元の状態に復元されたものだ。さらに、カスタマイズされたピースや付属品のほか、両スタジオの感性や気風を反映したサンプルやプロトタイプをちりばめている。End