みんなでこたつで丸くなるイベント
「OMOSIROI こたつ会議」をご紹介

100年ぶりの大雪に見まわれた厳しい冬も開けようとする3月、いかがお過ごしですか。 恋ししかった“こたつ“ともそろそろお別れというご家庭も多いのでは。さて、ナレッジキャピタルでは、その“こたつ”を舞台としたイベントが間もなく開催されます。その名も「KNOWLEDGE CAPITAL “OMOSIROI ” こたつ会議」。こたつ会議はナレッジキャピタルがコアバリューに掲げる「OMOSIROI」を体感できるイベントです。「会議なのに、面白い!?」なんて不思議に思われるかもしれませんが、百聞は一見に如かず、まずはこれまでの様子を写真で紹介。

どうですか、ちょっと興味出てきました? 会議と言っても、スーツのおじさんが長々と集まり話し合う、なんて難しいものじゃないのです。各界のトップランナーが、自分の思う「OMOSIROI」をときに熱く、ときに楽しく語る、それをこたつに入ってビールとみかん片手に友人とツッコミ入れつつ観覧してもOK。そんなカジュアルに参加できるイベントなのです。

今回もOMOSIROIを語るために多彩な出演者がナレッジキャピタルに続々と集うことが決定。聴き応えのあるディスカッションを繰り広げてくれることと思います。さらに、こたつ会議の特徴は「OMOSIROI」を聞いて感じるだけではなく体感できることです。特に今回はこの部分がよりグレードアップ、一日を通して「OMOSIROI」体験型コンテツが展開されます。

例えば……
・高さ3.4m、重さ1tの巨大ロボット「ランドウォーカー」がイベント会場に登場!
・建築物を体で表現してしまう!? 「けんちく体操」にみんなで挑戦。
・ハトマスクを被って、みんなでナレッジキャピタルをハトで埋め尽くせ! 話題の「ハトフォトワークショップ&パーティ」

なんだかどれも怪しげで楽しそうな雰囲気が漂っています。どのコンテンツも製作者や第一人者が来場し、自ら色とりどりのOMOSIROI世界に案内してくれます。さらにこの体感イベントの特徴は、自分もOMOSIROIことはもちろん、ふらっと立ち寄った人々に「OMOSIROI」を提供できる表現者になれるということです。普段は受け身な貴方でも、お祭り気分の中なら、グイグイ人を驚きや笑いに引き込める逸材になれるかも……。

さて、この連載を担当するコミュニケーターは、ナレッジキャピタルでさまざまなモノ、コト、情報の橋渡しをする存在。ならば言葉だけではなく、実体験を持って読者の皆さんに、こたつ会議の魅力を感じてもらわなければ意味がないということで、OMOSIROI体験型コンテツのひとつ「けんちく体操」をやってみました。

けんちく体操とは、「建築物を模写する体操。外観だけではなく、構造や用途、個人的に抱いた第一印象などを身体で表現するもので、身体能力以上に、建築を見る、知る、愛する情熱が問われる体操である」(エクスナレッジムック、2011より一部抜粋)。どうやら「この建物はなんだ!?」と自問自答し、その建築の本質に迫らなければならないようです。言わば建築物とのコミュニケーション。これは、コミュニケーターという名前を背負うからには真剣に取り組まなければならないテーマ。コミュニケーター同士で話し合った結果「ナレッジキャピタルといえばここを表現するしかない」とピックアップされた建築は、さまざまな企業、大学、研究機関が最先端技術を展示するThe Lab.に存在する「創造の渦」です。

The Lab.の副題は「みんなで世界一研究所」。さまざまなヒト、モノ、コト、情報がここに集い、コラボレーションを起こしながら、これまでになかった製品やプロジェクトを生み、世界へ発信していく。この一連の動きを渦巻きに例えたモニュメントです。まさに、ナレッジキャピタルを象徴するコンセプトを持った構造物、建築物と言えます。そして、試行錯誤の上に生まれた、オリジナルけんちく体操がこちら。

ナレッジキャピタル The Lab.の1階から2階を貫く「創造の渦」をけんちく体操で再現。

絡み合った腕が構造的特徴としての渦を、カラフルなコミュニケーターの制服が渦に集う要素の多様性を表現。加えて渦を担当するふたりが軸となるコミュニケーターを優しく抱きしめる構図になることで、“みんなで世界一”という想いを象徴しています。体験したコミュニケーターに話を聞くと、「The Lab.入り口付近で試行錯誤していると、来場者が足を止めたり、なにしてるんですか“と興味深そうに尋ねてくることがあった」と。「体の密接な接触があるから、一緒に挑戦する人との関係性があらわになるかもしれない 」という声も上がっていました。

私は撮影担当として参加しましたが、想像していた以上に、別の参加者や周囲の反応といった他者を意識した視点が生まれるのが面白いと感じました。また、その他者にでき上がった体操を鑑賞してもらうと、自分たちだけでは気づかなかった見方が浮かび上がるという現象も見られ、興味深かったです。こたつ会議本番、もっと非日常な空気の中、集団で挑戦したときにどのような面白い状況が生まれるか楽しみです。

さて、画面の向こうでうずうずしているあなたもぜひ参加してみませんか。当日はもっと多くのOMOSIROIがアナタを待っていることと思います。3月30日(日)は、家のこたつを飛び出し、こたつ会議という大きな1つの“こたつ”で丸くなりましょう!

そして、このこたつ会議は2014年秋に開催されるアワード「World OMOSIROI Award」のストレッチイベントでもあります。World OMOSIROI Awardは世界中から新しい価値OMOSIROIを探して、選んで、発表する、ナレッジキャピタルの大きな軸となるアワードです。まだまだ生まれたばかりの価値観「OMOSIORI」。まずはこたつ会議でOMOSIROIとは何かを探求し、OMOSIROIという価値を集め、OMOSIROIを広めることで、World OMOSIROI Awardへの土台づくりを進めているところです。つまり、こたつ会議は、みんなでOMOSIROIをつくり上げていくという点においても参加型の価値づくりなのかもしれません。単純に1日限りの面白いイベントではなく、ナレッジキャピタルという知的創造拠点が目指すOMOSIROI未来へと繋がっていくために大切なステップとしてのこたつ会議。そういった長期的な目線で参加してみるのも興味深いのではないでしょうか。

「OMOSIROI こたつ会議 3回目」

開催日時 2014年3月30日(日)12:00~18:00 ※予定 │
開催場所 ナレッジプラザ (うめきたグランフロント大阪北館ナレッジキャピタル1階)
入場 無料

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この連載は、ナレッジキャピタルのコミュニケーターの皆さんに、ナレッジキャピタルとその周辺についてのさまざまな話題を提供していただきます。