自由な発想から生まれるエレコム製品を、表4(裏表紙)広告という枠組みの中で、AXIS読者の皆さんに興味を持ってもらうためにはどのようなアプローチが必然なのかをグラフィックデザイナーとともに掘り下げ、AXISのシリーズ広告の構想にたどりつきました。
AXISの顔とも言える、ポートレートの表紙に対して、裏面は、手軽に使いやすく、デザイン性に優れた製品を生み出す「エレコム」というブランドイメージを、緩急のついた表現で伝えることをコンセプトに、その製品にまつわるイメージや使用シーンに、ファンタジー要素を交えたイラストを組み合わせて毎号お届けしています。
年間のシリーズを通して、コンセプトに合ったイラストレーションを描いていただく方の選考には苦労しましたが、アイロニカルでポップな作風に定評のあるbuggy氏に依頼しました。buggy氏は、大阪を拠点に活動されており、自身の作品以外に、アパレル誌やファッションブランドなどのアートワークを数多く手がけていらっしゃいます。
毎号、広告でご紹介する製品からインスパイアされる表現方法をミーティングし、すべて撮り下ろし、描き下ろしで制作していただいています。
また、できるだけ発売時期の季節に合わせたモチーフを使用し、読者の皆さんの気分にフィットする内容を目指しています。遊び心を起点にアイデアを出しながら、「次の号が見たくなる」デザインを追求していますので、今後もエレコムの表4広告の世界をお楽しみください。
さて、コラージュ広告の第1弾(156号)でご紹介した製品は、ビジネス向けで無難な製品が多いなか、メッセンジャーバッグのようなデザインで、カジュアルスタイルでも活躍するPCキャリーバッグでした。オレンジ色のライナーはとても発色が良く、カバンを開く度に元気になれるような気持ちを「花」で表現し、そこから華々しく世界が広がるようなシーンをイメージし制作しました。また、第1弾のメインアイコンとして「花」を使用したのは、このシリーズ広告のスタートとしてのセレブレーションの意味合いも込め、できるだけたくさんの花をちりばめた、ダイナミックなアートワークに仕上げました。(文/エレコム広報担当)
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